私のAO受験について
筆者は現在、某旧帝大に在籍しています。
この大学には大きく分けて2つの入試方式を取っていて、「AO入試」と「一般入試」の2つです。筆者は前者の入試方式で受験し、合格しました。
まず、AO入試について詳しく説明しているサイトを紹介します。
AO入試についてよく知らない人はこちらを参照してからお読みください。
さて、ここからは筆者の体験談をお話します。
筆者はAO入試という入試方式を1年生のうちから認識はしていましたが、
実際にこのチャンスに賭けてみようと自分が思い始めたのは2年生の後半頃でした。
高校2年生の頃は、思春期の衝動からか、特別課題研究という、一般生徒が部活や勉強をしている時間に、与えられた研究課題に挑戦するという取り組みに参加していました。
(これがきっかけとなりAO入試に挑戦しようと思うようになりました。)
AO入試では本人の学力はもちろん、その人が学校でどのような課外活動をしていたのかも考慮されます。
例えばスポーツで全国大会にいったり、有名なコンクールで優勝したり、英検準一級を取得していたりなど。
このような功績は、この入試にとってプラスの効果を生む可能性が高いです。
筆者の場合、徐々に学会などに参加する機会が増えるにつれて、AO入試に対して意欲的な感情が出てきました。
また、色々とAO入試について調べ始めた頃だったので、この(↓)記事に出会った時に「AOに挑戦することはこれからの自分にプラスになるんだ」と、思えるようになりました。
ここまでのAO入試のポイントをまとめると、「AO入試には積極的な課外活動が重視される。」と言えます。
また、このくらいの時期に将来やりたいことを明確に決めておくといいと思います。
そのためには本やネットなどで情報収集をすると良いと思います。
あまりおすすめは出来る方法ではありませんが、筆者はYouTubeで自己啓発系の動画を見てぼんやりと将来像に思いを馳せておりました(笑)。
(※補足)また、研究活動というのは他の活動より効果的な活動であると考えられます。
それは何より、大学は研究者を求めているからです。
理系志望の学生であれば、自然科学に関する活動(科学系のオリンピックや学会への参加)は大きく評価されると考えられます。
次に、受験までの流れをお話します。
筆者の大学では志望理由書と内申の提出、面接はもちろん、
ほかの大学ではあまり行われない筆記試験もありました(普通は小論文などで自分の意見を述べる形式が多いと思われます)。
まず、内申についてですが、これは評価にそれなりに重要な書類となると思われます。
特に評定平均値は気にしておいた方がいいと思います(大学側から規定が定められている場合は、その水準より少し高めが好ましいです)。
ですが、本当に重要なのは志望理由書と面接と筆記試験(小論文)であると思われます。
私はそれぞれ担当の先生と話し合い、練習を重ねることで対策していきました。
事前の準備は推薦入試だからといってあなどらず、入念に行うことが大切です。
筆記試験(小論文)については過去問が上がっていることが多いので、事前に取り組んでおくことは、難易度を知るためや形式に慣れておくためにも 大切です。
さらに、なんと言っても重要なのが、これらの対策を一般入試の準備と並行して行わなければならないということです。
このことを念頭に置いておくかそうでないかで、万が一落ちてしまった時のダメージの大小が決まってきます。
あくまでもAO入試は、自分にたまたま与えられたチャンスなんだと割り切ることが重要であると思います。
2つ目のAO入試のポイントをまとめると、「AO入試には入念な準備とそれに並行して一般入試に向けた準備が必要である」と、「AO入試はあくまでもラッキーチャンスである」ということが言えます。
最後に、入試本番についてお話します。
まず、入試当日は受験票を忘れないように心がけました。他のものは友達などに借りれば何とかなりますが、これだけは貸してくれませんからね(笑)
そして、筆記試験のための参考書などを持参しました。これはお守りみたいなもので、実際には緊張で読めたものではありません。
ですが、案外本番前に読んだページがドンピシャで出題されることもあるので、目を通しておくのもアリだと思います。
本番になると、焦ることも多いですが、その緊張が受験を受けることだと実感できることもAO入試の強みだと思います。
一般入試では他の生徒より落ち着いて受けることができると思います。
大事なのは、本番中だけは「AOだからどうせ受からない」と思わずに、「今までこれだけ頑張ってきたんだから大丈夫」と思うことです。
そして終わったら、「できなかった...」と落ち込むのではなく、翌日の面接に向けた練習や、一般入試に向けた勉強へカチッとスイッチを切り替えることが大事だと思います。
ちなみに筆者はこんなことを言っていますが、
筆記試験を終え、帰って家族にどんな感じだったか報告した途端に、自然と涙がポロポロと流れてきて、「あー、終わった。ダメだ。」と憂鬱な感情に押しつぶされました。もちろんすぐに切り替えるのも大事ですが、少しくらい落ち込む時間があってもいいものだと思います。
以上、最後のAO入試のポイントをまとめると、「本番という空間の空気を味わうことができるのもAO入試のメリットである」と言えます。
これから受験の人もたくさんいると思います。
不安なこともたくさんあると思いますが、何が何でも3月には受験は終わります。
その時を信じて、諦めずに頑張ってください。
また機会があれば、AO入試後の筆者に起きた様々な現象について語る回を作ろうと思います。
それでは以上、理系大学生による少し遅めのAO受験レポでした。
(※追記)筆者の受験期によくメンタルをサポートしてくれた動画、サイトを紹介。
はなおさんはこれからも受験生を励まし続ける存在となると思います(笑)